【レビュー】Ostia(オスティア)

レビュー記事

そもそもOstiaとは…

舞台は古代ローマの港、オスティア・ポルトゥス。
プレイヤーは大船団のオーナーとして、船を貸したり、得た資金や資源を使って事業を拡大させたりしながら、オスティア港の発展に貢献していきます。

マンカラをメインとした戦略ゲームとなっており、プレイヤーはより多くの名声を獲得することを目指します。


Ostiaのゲーム情報

1~4人
100~120分
14歳以上
戸塚中央

ゲームの簡単な流れ

スタートプレイヤーから順番に手番を行います。
手番では3つのフェイズを順番に行います。

  • STEP1
    選択フェイズ

    個人ボードの6つの区画のうち1つを選択します。

  • STEP2
    産出フェイズ

    選択フェイズで選択した区画内の船の数を数えます。
    その船と同じ数の資源を獲得します。

  • STEP3
    アクションフェイズ

    選択フェイズで選択した区画内の船をすべて手に取ります。
    その区画から時計回りに隣の区画に船を1つずつ置いていきます。
    最後に船を置いた区画のアクションを行います。

    移動メインボード上の船を動かす
    造船船を追加する
    注文勝利点や資源を獲得する
    建築建物を配置し、報酬獲得やアクション強化をする
    交易様々な資源を獲得する
    監督任意のアクションを行う
    その後、アクションフェイズをもう一度行う

これをゲームの終了条件が満たされるまで繰り返します。

ゲームの終了と勝利

5つの条件のうち1つ以上満たされるとゲームが終了に向かいます。

  • 褒章トラックの最後のマスに到達する
  • メインボードの誰かの船が3つゴールする
  • すべての船を造船する
  • すべての建物を建築する
  • アンフォラ駒がなくなる

全員が同じ回数の手番を行うとゲームが完全に終了します。
得点計算を行い、勝利点が最も多い人の勝利です。

感想

まず箱のデカさと重さに驚きました。
これだけで重量級のゲームだと感じることができます。

箱の大きさに圧倒されながらも蓋を開けると内容物の豪華さにさらにビックリ!
船駒や建物駒など細部まで作りこまれていて見るだけでテンションが上がりました。

セットアップが少し大変でしたが、実際に駒を並べ始めるとそんなことも忘れるくらいワクワクが止まりませんでした。
何より盤面がめちゃくちゃ豪華です!

ゲーム中に船を増やしたり建物を増やしたりできて、どんどん豪華になっていく過程もすごく楽しいです。

プレイ感としては、重量級にしては軽い!
できることが多くて複雑そうに見えましたが、とてもシンプルで分かりやすいです。
基本的に【資源を生産する場所】と【アクションを行う場所】が異なっているのが面白いと思いました。それによって、例えば「船を増やすために資源をゲットしたいけど、今は建築したいな」など、めちゃめちゃ悩ましかった…。

とはいえ、「次なにしようかな?その次はこれかな?」など、先を見据えたアクションの組み立てが楽しかったです。
個人的には監督アクションのコンボが非常に爽快でした!

褒章システムも個人的に面白いと感じたポイントです。
【褒章】と呼ばれるモノをゲットする機会があるんですが、褒章自体は得点にならないんです。
しかし、その褒章の個数によって、最後の得点計算時に勝利点が変動します。

そのため、他の勝利点を上げるために積極的に取る必要があって、これまた頭を悩ませる要因となっているところが面白いポイントです。

全体的に運要素がほぼ無いので点差が開くと逆転しにくかったりと経験者と初心者の差が露骨に出やすいゲームかなと感じました。
しかし、遊べば遊ぶほど得点が高くなる楽しさがあって個人的にはかなり好きです。
(経験の差が出やすいなら何度も遊べばいいんだ…)

購入情報

OstiaはKickstarter限定のため、残念ながらKickstarter以外での一般販売はありません。
詳しくは公式よりアナウンスが出ておりますので、そちらを参考にしてください。

Ostiaの販売方法について|uchibacoya
ご挨拶 皆様、平素より大変お世話になっております。うちばこやです。 この度は当記事をご覧いただき誠にありがとうございます。 本記事の目的 今回は、現在、Kickstarterで開始に向けて準備している新作Ostiaの販売方法について詳しくご...

しろくま
しろくま

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