こんにちは!しろくまです!
今回は『ナイトフラワーズ』のレビューをしていきます。
そもそもナイトフラワーズとは…
魔物の国のナイトクラブが舞台です。
その店の幹部の一人となって、パートナーとなるキャストを夜の華へと仕立て上げていきます。
プレイヤーは担当のキャストを魅力的に仕上げて、お客様から指名を得てお金を稼ぎます。
稼いだお金でさらにキャストを魅力的にしたり、お店へ上納することでNo1へと近づいていきます。
時にはストレスをケアしながら、より多くお店へ貢献することを目指すゲームです。
ナイトフラワーズのゲーム情報
1~4人 | |
60~120分 | |
15歳以上 | |
宮本アシタ |
ナイトフラワーズのルールと遊び方
ゲームの簡単な流れ
ゲームは4ラウンド行います。
ラウンドでは6つのフェイズを行います。
- フェイズ 1準備フェーズ
個人ボードを成長させることが出来ます。
※1ラウンド目は処理をスキップ - フェイズ 2出勤フェーズ
営業フェーズの手番順を決めます。
- フェイズ 3営業フェーズ
キャストや黒服に指示を出し、接客などのアクションを実行します。
- フェイズ4報酬フェーズ
お店への貢献度に応じて報酬を獲得します。
- フェイズ5アフターフェーズ
接客を追加で1回だけ実行できます。
- フェイズ6上納金フェーズ
お店へ納金することで勝利点となる評価ジェムを獲得できます。
これをゲームの終了条件が満たされるまで繰り返します。
ゲームの終了と勝利
4ラウンド目の上納金フェーズが終了したら、ゲームが終了します。
得点計算を行い、勝利点が最も多い人の勝ちです。
手番でやること
1:準備フェーズ
※1ラウンド目はスキップします。
金を消費することで、個人ボードを成長させることができます。
行える成長は4種類あります。
成長 | 効果 |
---|---|
タレントカードの付与 | フリーアクション時に使えるチャームの変換能力の拡張。 |
ハビットカードの付与 | ストレスチップの消費。 フリーアクション時に使えるチャームの弱体化変換。 |
ストレージの解放 | ストレージ容量の拡張。 |
黒服の開眼 | 黒服コマの配置箇所の拡大。 |
また、成長以外に1金支払うことで、スキルカードの表と裏を反転させることができます。
2:出勤フェーズ
8つの出勤マスのうちコマが置かれていないマスに自分のプレイヤーコマを1つ置きます。
アイコンが書いてある場合はその効果が即発生します。
次の営業フェーズでは、ここで数字が低いマスにプレイヤーコマが置いてある人から、順番に手番を行います。
3:営業フェーズ
最初に各プレイヤーは、メンターの効果を処理します。
その後、個人の手番では、まずフリーアクションを行います。
回数に制限なく何度でも実行できます。
次にメインアクションを行います。
店内ボードにキャストか黒服コマを配置し、そのマスの効果を実行します。
例えば、『接客』のマスに置いた場合、待機客を獲得したり指名客を太客にすることができます。
ただし、マスによって置けるコマと個数が異なります。
いずれかのコマを1つ置いたら手番が次のプレイヤーに変わります。
これを繰り返して、全員が手持ちのコマを置き切ったら次のフェーズに進みます。
4:報酬フェーズ
1貢献度につき、1金を獲得します。
5:アフターフェーズ
『接客』を追加で1回だけ行うことができます。
手番終了時にストレスを1つ受け取ります。
6:上納金フェーズ
「現在のラウンド数+1金」を支払うごとに評価点ジェム(3勝利点)を獲得できます。
感想
“魔物の国のナイトクラブ”という作りこまれた世界観が魅力的なゲームです。
出勤や接客といったリアルな行動が、よりゲームの没入感を高めていました。
また、Kickstarterでアクリルスタンドや木駒を購入しましたが、凄く完成度が高くて感動しました。
ゲームが始まるとパートナーとなるキャストとメンターを選択することになります。
スキルなどの性能で選ぶ良し、見た目で選ぶも良しで楽しいです。
ちなみに個人的な推しは、スフィンクスの『ファティマ』です。
デザインはもちろんのこと、エキセントリックな性格ながらも、実はみんなの相談役という設定が凄く好きですね。
ゲームが進むたびにパートナーのキャストが成長していくのも面白いです。
成長すればするほど、フリーアクション時の資源変換が強化されていきます。
そしてこの資源変換がめちゃくちゃに楽しいです。
上手く組み合わせるとずっと変換できます。これが楽しい。
(楽しすぎて使いたい資源まで変換しちゃったり…)
そのためか、ダウンタイムが長くなりがちな気がしました。
ただ、慣れてくると同時に資源交換をして短縮することが可能です。
こうして手に入れた資源を使って、指名客を獲得したり、パトロンを獲得することができます。
指名客やパトロンは早い者勝ちなので、どのタイミングで指名客を獲得するか悩みました。
さらに面白いと思ったポイントは、『ストレス』という概念があるところです。
このストレスを放置すると資源を保管する場所を圧迫したり、ゲーム終了時にマイナス点になったりとネガティブな要素になっています。
上手くストレスをケアすることが大事になっています。
キャストの成長やストレスなど要素がたくさんあるのにまとまっていてすごく分かりやすいと感じました。
まとめ
とても洗練されたゲームだと感じました。
様々な要素があるので一見すると複雑に見えましたが、実際遊んでみると要素がまとまっており、とても分かりやすいゲームでした。
ボードゲームに慣れてきて、重量級を遊んでみたいなと思っている人にオススメしたいゲームです。
最後に個人的な『メリット』と『デメリット』をまとめてみました。
購入情報
情報があり次第、更新します。
最後まで読んでいただきありがとうございます。